肩こりとは

あなたの肩こりは、なぜいつまでも治らないのか?

肩こりとは、肩甲骨周辺に感じる不快感と、当院ではさせていただきます。

ばく然と表現しているのは、実は肩こりには明確な医学的定義がないからなのです。

肩こりという言葉自体、明治の文豪・夏目漱石が小説の中で用いたのが始まりと言われています。

人が肩甲骨周辺におぼえる不快感は実にさまざまです。

違和感・疼痛・だるさ・重い感じ・圧迫感・緊張感・こわばり感・つっぱり感・ひきつれ感・疲労感・運動時の抵抗感・動かしたくなる感じ・ひえ・ほてりなど十人十色です。

肩甲骨周辺に感じた不快感を表すとき、人は肩こりという言葉を使うのでしょう。

 

まず一般的に肩こりといえば、単なる筋肉疲労の肩こりです。

単なる筋肉疲労なら、休養や睡眠、入浴、体操、ストレッチ、マッサージ、血流を良くする食事やサプリメントなどで改善します。

 

ですから、単なる筋肉疲労の肩こりで当院にいらっしゃる方はほとんどいません。

言い換えれば、当院に来られる肩こりの方は、単なる筋肉疲労以外の肩こりの方たちです。

 

肩こりでお困りの方に施術してみると、実にさまざまなタイプの肩こりがあります。

当院で多いのは、首や肩のねじれから生じる肩こりです。

あごや背中、腰、骨盤、手、足のねじれからくる肩こりもあります。

こういう肩こりは、いくら肩をもんでもなおりません。

体のねじれやずれ、ゆがみなおさないかぎり、肩こりはとれません。

反対に、体のねじれやずれをなおすと、ウソのように肩こりが消えてしまうことも少なくありません。

 

体にねじれが生じると、筋肉に縮みすぎたところと伸びすぎたところができます。

もむ、おさえる、たたく、ストレッチする、あたためるといったことは、たいてい筋肉を伸ばすことになります。

縮みすぎたところにそういうことをするのは効果があります。

しかし、伸びすぎたところにそういうことをするとどうなるでしょう。

余計に伸びすぎて、肩こりがひどくなります。

ただ、いくら縮みすぎたところでも、そういうことをやりつづけると、ちょうどいい状態をとおり越して、伸びすぎになってしまいます。

 

はじめは、もんだり、ストレッチしたりすると良くなっていたのに、このごろはちっとも良くならない。

もし、そんなふうに感じていらしたら、筋肉が伸びすぎているのかもしれません。

当院では、一箇所一箇所、縮みすぎか伸びすぎかを確認してから施術しています。

「どこに行っても良くならない」そんな肩こりでお困りのときは、ぜひ一度、当院の施術をおためしください。

 

単なる筋肉疲労でも、体のねじれでもない肩こりもあります。

たとえば、虫歯からくる肩こり、鼻づまりからくる肩こり、中耳炎からくる肩こり、眼球の異常からくる肩こりなどです。

こういう肩こりは、体のねじれをなおしても、完全にはとれません。

少し改善しても、どうしてもとりきれない不快感が残ります。

耳や鼻、目、口、あごに違和感がある場合は、耳鼻科や眼科、歯科にかかってみてください。

鼻づまり、中耳炎、目の異常、虫歯、かみ合わせなどが改善すると、肩こりもなくなることがあります。

 

心臓の問題から肩こりを感じることもあります。

胸の痛みや動悸、息切れ、めまい、血圧の異常などを伴う肩こりは、まず循環器の専門医にかかってください。

心臓に異常なしと言われてから当院にお越しください。

 

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